Tuesday, August 11, 2009

コーヒーの話し

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コーヒーを好んで飲み始めたのは、高校生くらいだろうか。自宅ではもちろんのこと、会社員時代は給湯室にドリッパーとポットを置き、気分転換がてら静かにドリップしていたものだ。

アメリカにいるときは、お気に入りのコーヒー屋Misha's(リンク)で豆を買う。初めてここのカフェでドリップコーヒーを飲んだ時に、まろやかさに包まれた苦みが、鋭いだけじゃなくてカーンと曲線を描いて遠くに飛ぶようなホームランな美味しさを感じた。これには驚いた。日本でも美味しいコーヒーは飲めるが、それとは違う飲み物を発見したような嬉しさがあった。

そこで豆を買って持ち帰り、自宅で挽いてドリップしても、割とそれに近い味で飲めた。しかし、日本に持ち帰り、自宅で挽いて日本の水道水でドリップしたらどうだろう。なんとも力ない味になった。はて。思い当たり、エビアンとコントレックスで煎れたら、アメリカで飲んだ味に近い。

そう、水。コーヒーは硬水で煎れるべきらしい。みなさん騙されたと思ってコントレックスなんかでドリップしてみて下さい。きっと驚くから。

日本は軟水だけど、これは日本が島だかららしい。大きな大陸では水が地下に留まる時間が長いので、ミネラルなどが水中に多く溶け出すんだそうだ。だから、ヨーロッパの中でもイギリスは軟水とのこと。

で、コーヒーはだいたい暑いところからやって来る。元祖グローバル食品で、もともとはアフリカ大陸が原産のようだけど、そのあとで南アメリカでも盛んに作られるようになった。今ではインドネシアあたりの東南アジアや、ハワイなんかでも作られている。遠く南の地で作られ、昔から世界を旅して来たその歴史から、エキゾチックな嗜好品として認識していたのだが、最近、日本でもコーヒーが作られていることを知った。

産地は沖縄なのだが、その話はまた今度。

2 comments:

やっ said...
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やっ said...

確かにコーヒーの殆どは水ですもんね。そう言えば友人がそばとかうどんも産地の水がキモだって言っていました。東京で食べる秋田こまちは?だったけれど、秋田で食べた秋田こまちは本当に美味しかったのも同じ理由でしょうか?