Tuesday, December 28, 2010

シャワー放浪クリスマス(日本語訳バージョン)

前回のポストは初めて英語で書いてみた記事でした。そこでtwitterで誰か日本語にしてと半ば冗談で書いてみたならばpapsaursさんから訳が届いた! 私が少し手を入れさせてもらい、公開します。自分で書いた英文が日本語訳されるってのは実に面白い体験。確かに自分で書いた内容なんだけど、文体が翻訳調ってのがね。


最近ある人が苦々しい顔つきで、「ホリデーシーズンなんて嫌いだね」と言うのを耳にした。昨日はアタシも同じような心持ちでワシントンDCのダウンタウンを歩いていた。理由は少し違ったけどね。時はクリスマス。その男はレストランを経営していて、休日のちかくは店も暇になるし見通しも良くはない。私もクリスマスは嫌い。だって店はどこも閉まっちゃうし、街は死んだようになる。(しかも街はそれを悪びれもしない。)ところでバニラスカイという映画は見た事がある?マンハッタンのタイムズスクエアから全く人がいなくなるシーンがあって、ちょっとゾクゾクするんだけどカンペキ悪夢な感じ。今回は私にとってDCで初めてのクリスマス。日本の場合クリスマスは主に商売人が輸入してきたアイディアだから、お店もレストランもバッチリ営業しているよね。


近所のコインランドリー

で、私はあのワシントンDCの14番とF通りのあたりでシャワーが使える場所を探してたわけ。実験パンク生活中の私はこの4週間のあいだに 約10箇所でシャワーを浴びてきたし私のドゥー・イット・ユアセルフ・ハウスには未だにシャワーがないからさ。あちこちのジムでシャワーを使ったんだけど、その日はどうやらこの街のジムはただ一軒も開いてなさそう。大きな街に住むというのは、街は自分のフィールドでそれを自分で使いこなすってこと。外出する時は携帯電話の地図を開いて「ジム」と入力する。それで一番近いジムへ向かってフロントの人に「ちょっと忘れ物しちゃって」って言うのよ。すると彼はごく 平和的に中へ入れてくれて、私は十五分ほどシャワーを浴びた後、彼に向かってにっこり笑ってメリークリスマスって言うの。皆がハッピーになれるってわけ。


2匹の猫は兄弟

ジムが閉まってることや友人が里帰りで街を出てることが分かって、「ライ麦畑でつかまえて」のホールデン・コールフィールドがクリスマスの数日前マンハッタンを歩き回りながらやったかもしれないように、道に唾して毒づくとこだったわ。彼は映画も大嫌いだったけどクリスマスのことも大嫌いだったと思うよ。ワガママでサイテーのバカ野郎どもは、あんたの聖なる日に働いてる人間がいることなんか思いもしないだろうからさ。



"Who are you today?(今日のあなたは誰?)" 最寄り駅のプラットフォームからの眺め。

とうとうボールストンの24時間フロントデスクとジムのついたアパートに素敵なシャワーをみつけた。大使館で働く友達が住んでるとこ。普段はシャワーのためにそんなに遠くまで行くことはないんだけど、クリスマスの日じゃしかたないじゃない。毎日シャワーを浴びなきゃ、まともに扱ってもらった上にシャワーまで貸してもらえるほどキチンと見えなくなるしさ。 彼女と会ったのは2ヶ月ぶりで、お互い最近のニュースを知らせあった。彼女は風邪がよくなってきたところでもう4日間も外出してなかった。このクリスマスの日に彼女がもらう予定の唯一のプレゼントは、同僚が持ってきてくれる持ち帰りのキムチチゲ。もちろんずっと前から分かっていたけど、これってシャワー放浪人生の楽しいところ。お風呂場ってけっこうプライベートな部分だし、そこを使わせてもらうことで住人とすぐに打ち解けたりする。だって、「シャワー貸してもらえます」なんて言って、他人に頼らなきゃいけないんだってこと暴露しちゃうわけじゃない。人に対して自然と開けっ広げになれるわけ。頼むのに気が引けたり、大した理由が無いのにノーと言われたりしたら、その人がどんだけいい友達かってことは分かっちゃうかもしれないよね。パンクな我が家のシャワーは来年一月半ばには据え付けられる予定。だけど私って割と社交的で、しかも人生は短いし、やらなきゃって思うこともいっぱいあるから、手持ちの人材をふるいにかけるのと友だちの近況を聞くために、シャワー放浪実験はこれからも時々やろうかなーと思う。



Do you have to f**k over people to survive? (他人を利用しないと生き残れないもんなの?)

Monday, December 27, 2010

Shower gypsy on a Christmas

This is my first post in English. And you know what? A friend of mine translated this article into Japanese!! Thanks much papsaurs!!Here's a link to the Japanese version.

Recently I heard someone with a bitter look say "I hate holiday season". Yesterday I was walking in downtown DC feeling the same, but for a different reason. It was Christmas. The guy's a restaurant owner and business gets slower and less predictable around holidays. I hated Christmas because everything was closed and the city was dead. (And the city didn't seem to have any sense of remorse for the loss.) Have you seen the movie "Vanilla Sky"? It has a scene where there's absolutely nobody in Times Square. It's sort of exciting but there's definitely a nightmare feeling.

Laundromat

So, I was trying to find a shower that I can use, on 12/25/2010, at the 14th and F street, holy Washington DC. In my experimental punk life, I've taken a shower at about 10 different places in the last four weeks. My DIY house doesn't have a shower, yet. I'd use showers of random different gyms but seems like ALL the gyms in this town are closed. When you live in a city, you operate the city. When I go out, I search for "gym" on my phone. Walk into the closest one and tell the front person "I think I left something". They peacefully let me in, so I take a shower, after 15 minutes as I leave I smile to the front guy and say "Merry Christmas". We are all happy.


2 cats (brothers)

After calling gyms and friends to find out they are closed or out of town, I was almost going to spit and cuss on the street, like Holden Caulfield would have done in "The catcher in the rye", roaming in Manhattan a few days before Christmas. I think he hated Christmas as much as he hated movies. These selfish ugly morons don't even ever imagine there are people working on your holy day.


"Who are you today?"

I finally found a nice shower in Balston, in an apartment with 24 hour front desk and gym. A friend of mine who works at J embassy lives there. I usually wouldn't go that far for a shower, but I didn't have another choice that Christmas day. I've got to have a shower every day, otherwise I wouldn't look neat enough to be treated nicely and provided free shower opportunities. I met her for the first time in 2 months and we got to share new stories of our lives. She was recovering from cold and has not gone out of the apartment for 4 days. On that Christmas day the only present she was getting was some Korean hot soup her coworker was delivering. I've of course realized long ago this is the fun part of the shower gypsy life. Baths are a quite private part of living and using someone's kind of breaks the ice quickly. By showing yourself dependent on the other person by honestly asking "Can I use your shower?" you naturally get more open to her. If you need to hesitate to say it, or if the answer is no for no good reason, you might be able to tell how much of a good friend the person is to you.

Shower is scheduled to be installed in our punk house by mid January. But as I'm a relatively social person, with limited time of life, with so many things to do, with bunch of friends with limited time,  maybe I'll repeat this shower gypsy experiment once in a while to filter my own human resources, and catch up with friends.


Do you have to f**k over people to survive?

Thursday, December 2, 2010

新居/New house 2

このポストにはBGMを付けましょう。ぜひ、これを流しながらどうぞ。

PhishがカバーするTalking headsのCities。

その1では住人専用部分を紹介しましたが、その2はパブリックエリアである居間。

入り口。ビルの2階です。


大きな部屋なんです。


音楽練習コーナーもあり、楽器も各種完備。音ならし放題。


ドラムもあります。


ケーブル類も。


プレステなんかもある居間っぽい一角も。ここでクラフト系ワークショップを開いたりもしているそう。


工具コーナー。みなさん必要に応じて家具も拾ってきた木とかで作ってます。


壁の絵はどんどん塗り替えられて行くらしい。すぐ消えちゃうからありがたみも分かるってもんだそうです。


主な移動手段は自転車というルームメイトが多い。拾ってきたという一輪車まである。

一輪車が落ちてるって。。。

トイレは二つ。


もちろん、ミラーボールもあります。

左奥に見えているのが居間コーナーです。


ここまで全部ひとつの部屋。そうここは、住人の居間でありながら、イベントスペースでもあるのです。

〜続く。

Wednesday, December 1, 2010

新居/New house

バージニア州からワシントンDCに引っ越しました。(前のアパートから車で30分くらい離れたとこ。)
いろいろありまして、ひとりです。
掲示板のルームメイト募集で見つけたとこ。

オモシロ物件なので、まずいくつか写真を。

私が寝てる部屋。2週間後に別の部屋に移るのでここは仮に使わせてもらってる部屋なんですが、壁一面に恐竜?の絵が書いてあります。ピザ食べてる。

そして驚きの、アレルギー反応が全く出ない猫。犬なんじゃないのとワカシマさん。

部屋の外。


居間。とっちらかっております。住んでるのは8人。


ダイニング。


キッチン。




ここまでが、住人専用スペース。

〜続く。

Tuesday, November 30, 2010

Thanksgiving 2010

今年のサンクスギビングはボスの家にお呼ばれして行って参りました。
シェフ歴27年のレストランオーナーのディナーはやはり美味。
お酒も各種そろっており、最初に頂いたコートデュローヌ赤ですっかり心中ハイテンション。
クリーンでこくあり。

母の違う3人の子供、現奥さん、その家族と友達、そしてレストランのスタッフが数人とその家族、友達。拡大家族。クリスチャンじゃないからお祈りとかしないよ、さあ食べて食べて、とキリスト教の気配のしないちょい悪サンクスギビングで、居心地よかったです。食後は山崎18年をがぶがぶ飲んで酔っぱらってお子様方とwiiをやりました。

サンクスギビングの翌日は、お店がセールを開始します。目玉商品とかあってね、皆さん朝から、いや前日から並んだりします。日本のお正月の福袋みたいなノリがある。しかし家族で集まって大食いして、翌日は買物、っていうこのアメリカの休日、とてもアメリカっぽい。






My first Thanksgiving with no hint of Christianity was at my boss's house with his family, friends and people working for him. I felt I was part of the extended family this naughty chef/owner created. Food was good, as expected.

BTW this American holiday celebrated with huge meal followed by massive shopping is genuinely very American. Be thankful to life then eat too much and buy too much!

Wednesday, October 6, 2010

Social Networkでちょっと考えた大衆文化の質感

飛んだりはねたり遊んでばかりいた夏も終わり、そろそろ冷酷な冬を走り抜ける準備を始めよう。苦境に挑む精神のしなやかさは日々の積み重ね。ってことで何か書こう。

最近見た、Social Networkって日本では来年公開の映画について。予備知識なしで見たい人はここから先は読まないで。(ってせっかく久々の投稿なのにこれじゃ誰も読めないし映画公開された頃にはすっかり過去にうずもれてるじゃんね。まーいいや。)



さてSocial Networkという映画。ご覧の通りトレーラー、音楽がRadioheadのCreepの聖歌隊風カバー。瞬時に「Gleeかよっ!」ってうんざり。でもフィンチャー監督作と聞いた途端に手のひら返しましたよ。フィンチャー作品は全部見てるし、特にファイトクラブは何度見たことか。でも正直2000年以降の作品はぱっとしない。ベンジャミン・バトンなんて特に。でも今作Social Networkを見てやっと、膝を叩いて、「待っていたよ!」と思った。と同時に、なんで面白いのか良く分からない感覚も。

ストーリーがこの先どうなるのか、っていうワクワク感を最初から放棄してるような、物語の語り部として安心して身を任せられないような印象がずっとつきまとって。でもずっと見ていたい気持ち良さがある。ファイトクラブも、前半だけ繰り返し見た。後半になってストーリーを語り始めると、つじつまを合わせるための説明が始まるとつまらなくなってくる。フィンチャー映画に説明は求めてないんだなと思った。語り口のスタイリッシュさがとにかく気持ち良い。例えばタルコフスキーのノスタルジアがなぜ美しいかっていうと言葉で説明できるストーリーが特にないから。だから映画的にただひたすら美しい。

どうでもいい話、ってとこがこの映画の成功の原因じゃないかね。

ベンジャミン・バトンも、ゾディアックも、生死とかいかに生きるかとかに触れている。パニックルームだって命をかけて戦ってるし。ちょっと待てよ、映画だからなんか大げさなテーマが必要な気がしたけど、あれ、必ずしも要らなくね、そういうの? って気づいたのかもフィンチャー。俺、カメラとか特殊効果とか萌えじゃん元々、とか。誰だって何だって好きな方向に全神経かたむけて振り切れば、そこに残るのは何か美しいものなんだと思う。テーマが深いからってクリストファー・ノーランとかをライバル視する必要はないし、そういうの後でやりたくなったらやればいいし、今やりたいこと全部やったらいいんだよ。きっと。

別に意味はない。気持ち良いだけ。映像の質感を組み合わせて、その気持ち良さを重ねていく。そのためにストーリーも使う。語るために照明を構図を工夫するんじゃなくて。これ見よがしに技法を披露したりもしない。自己満足こそが完成だから。遠目で見るとゴージャスな布、近くで見ると色んな素材と色の糸が織り込まれている。たぶん撮影の仕方とか、処理方法の違いで、ひと昔だったらひとつの映画では1つに統一されてた画面の質感みたいなものが、くるくると変わっていく。小さい出来事の断片を前後入れ替え重ねていって作品後半のボートレースのシーンでちょっと華麗に飛ぶ。ポップソングでいうとブリッジみたいな流れがある。ボートシーンがごっそり無くても物語は完結する。でもただの映画だし。別に人生の教訓も示さないし、泣けてすっきりとか無い。別に。そんな人生の質感、私たちには普通じゃないでしょうか。

そんなことを、車を運転しながら考えた。ラジオでMGMTのKidsが流れていた。

もう言いたいことは無いし、でも生きてれば辛いことも楽しいことも起きるし、嬉しい悲しいその一瞬を、生まれたそばから逃げていくその感情を、その質感を再現したい。しばらくラジオで流れてくるポップソングが、起承転結のあるラブソングばかりだったの、クレイジーでしょう。

MGMTとかGrizzly Bearとか、fireflyって曲がスマッシュヒットしたOwl Cityとか、音の「質感」ありきな美は細部に宿る系ポップバンドが最近流行っている気がする。音響系ポップとか呼ばれてるのかな。(全然知らない。)音の処理にこだわりがあって、トラック数が多くて、楽器いくつかとボーカルのバランスを調整するだけのエンジニアリングとはそもそもの方向性が違うかのような音の重なり方。そういうのが今新しいわけじゃないけど、ラジオでしょっちゅう流れたりTVCMに使われたりとかいう大衆への受け入れられ方はちょっと今っぽいかもしれない。

西洋人の西洋疲れというか、The medium is the messageっていうか。

Social Networkもそんなのに共通する、いわゆる時代の空気ってやつを捉えてる気がしました。うまく説明できないけど、面白かったよ。(映画好きとネットベンチャー好き以外にはあんまり強くおすすめしたい感じではないけど。)

MGMT - Kids

Sunday, September 26, 2010

10/10「ヒロシマ・ナガサキダウンロード」上映

DCで開催される11th Annual DC Asian Pacific American Film Festivalという映画祭で、「ヒロシマ・ナガサキダウンロード」というドキュメンタリーが上映されます。同作品の上映日時は10/10(日曜日)午後4時から。ChinatownのGoethe Instituteにて。

メキシコのティファナを拠点に活動する映像作家/アーティストの竹田信平監督の長編ドキュメンタリー。アメリカ大陸に住む被爆者を取材したロードムービーです。タイトルの「ダウンロード」は、記憶が一人一人に、若い世代に伝えられていく過程を意味します。


映画のウェブサイトはこちら:
http://atopusstudio.wordpress.com/

チケット購入はこちら:
http://www.apafilm.org/festival-2010/hiroshima-nagasaki-download/#hiroshima-nagasaki-download


ドキュメンタリー映画「ヒロシマ・ナガサキ ダウンロード」
―在米被爆者を訪ねて、アメリカ西海岸縦断の旅―

ワシントンDCアジアパシフィック映画祭にての米初公開上映へのご招待
拝啓 初秋の候、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
この度、当スタジオでは、ドキュメンタリー映画「ヒロシマ・ナガサキ ダウンロード」がワシントンDCアジアパシフィック映画祭に正式招待されアメリカでは初公開されます。
大変ご多忙のことと存じますが、万障繰り合わせのうえお越し頂けますよう、ご案内申しあげます。
敬具


1.イベント名:ドキュメンタリー映画「ヒロシマ・ナガサキ・ダウンロード」上映会
2.日時 2010年10月10日(日) 4pm (上映時間73分間)
※上映後に約30分間の竹田信平監督Q&A
3.場所: Goethe Institute
812 7th Street, NW
4.チケット:当日販売券は$10、ウェブサイトで購入すると$8 (www.apafilm.org/)
5.映画の背景、概要:
2009年3月、日本人青年二人がアメリカ西海岸の在米被爆者18人を訪ねる旅に出た。
監督の竹田信平は、大阪出身でメキシコ在住の30歳(当時)。この5年 間、アメリカ南北大陸に移住した被爆者を中心に、映像記録を撮り続けていた。被爆者が年々減少していく中、竹田は「記憶の継承者」として被爆体験を完全に 理解できない自分に焦り、葛藤していた。竹田は自分の中の葛藤をそのまま映し出すため、自分自身へカメラを向けることを決意した。
カメラ機材を車のトランクに詰め込み、カナダのバンクーバーで高校時代の同級生と合流。まだ雪が残るカナダから、常夏のメキシコ国境へ。二人は、被爆者の閉ざされた過去に触れるうちに、戸惑い、怒り、想像を超える現実に打ちのめされる。
し かし、二人を励ましたのは、訪問先で被爆者の方から頂いた一杯のお茶、おにぎり、健康を気遣うあたたかい言葉であった。幼少時代に原爆によって家族や故郷 を失った在米被爆者たち。彼らの深い悲しみに満ちた目の奥には、苦しみ抜いた者にしかない、底深い優しさがあった。二人が、旅の末に辿り着いた答えと は---。
6.映画の上映活動、予定:
本作は被爆者の苦しみだけではなく、奥深い優しさや生命の力強さという普遍的なメッセージを世界へ発信するため、英仏西の3ヶ国語に翻訳しました。日本ではこれまで東京、広島、長崎で試写会を開催し、各種国際映画祭(以下参照)にも出品しております。
現在、来年8月の全国ロードショーに向けて準備中のところ、ニューヨークの日系コミュニティにもご披露したく、今回はご招待者のみの試写会を企画しました。また、本年11月14日(日)には映画出演者でありサンフランシスコ在住の被爆者の方をご招待し、Anthology Film Archivesにて一般向けの試写会を開催予定です。
7.予告編:www.atopus.net
8.上映実績、予定(試写会、映画祭等)
・2009年8月6日 広島平和資料館 特別試写会(試作品段階)
・2009年8月9日 長崎追悼祈念館 特別試写会(試作品段階)
・2010年4月 アルジャジーラ国際映画祭(中東カタール)正式招待(英語字幕版)
・2010年7月 長崎国際平和映画祭 正式出品
・2010年7-8月 メキシコ国バハカリフォルニア州立文化庁特選上映会
・2010年8月7日 米国サンフランシスコ市 国立日系アメリカ人歴史協会 特別上映会
・2010年8月12日、13日 東京都下北沢トリーウッド 特別試写会(計6回上映)
・2010年10月12日 ニューヨーク特別試写会(ご招待者向け)
・2010年10月20-24日 ベルリンAsian Hot Shots 映画祭 正式招待
・2010年11月14日 ニューヨーク特別試写会(一般向け)
・2010年12月 メキシコ市チョポ美術館特別上映会(予定)

9.主な報道実績(リンク)
2010年8月 ジャパンタイムズ紙、2009年9月朝日新聞(広島版)、2009年7月毎日新聞(関西版)
(記事へのリンクはホームページをご参照下さい)

10.協力:(財)長崎平和推進協会秋月グラントから助成金授与

11.その他:今回は自主上映のため、受付に募金ボックスを設置しておりますので、ご協力頂ければ幸いです。

監督概要:
竹田信平(たけだしんぺい):1978年京都市生まれ。幼少時代は家族と共にドイツ、米国に滞在。2001年、米国デューク大学卒業後にサン・ディエゴで渡米難民の子供への絵画・写真技術を指導するNPOを立ち上げる。2004年、ロバート・リクター監督、キャサリーン・サリバン監督の「最後の原子爆弾(The Last Atomic Bomb)」の製作にアシスタントとして携わる。その後、北米・南米在住の被爆者の体験談の収録し始める。ブラジルやメキシコで展示会やメディアキャンペーン等を催すと同時に、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館に在外被爆者の体験談の映像を歴史的資料として寄贈する。2008年には、戦前にメキシコに移住した日本人写真家の一生を描いた「メキシコに最も近い日本(和訳)」を自主製作・監督。



トレーラーはこちら:







ごぶさたしてます。約4ヶ月ぶりの更新。実は地元DCの日本語フリーペーパーのインターンを今月から始めまして、ぼちぼち小さな記事を書かせてもらったりしてます。で、今日書いた記事がこの表題の映画の上映について。というわけでご紹介します。実は私も本作をまだ見ていないので、私もこの上映に行こうと思います。では、会場で!

Sunday, May 23, 2010

牧場への旅・後編 レストラン&ワイナリー

(英文はおおまかな日本語の訳です。)

先日のPolyface Farmの後は、30キロほど離れたHarrisonburgという町に泊まりました。

Polyface Farmのウェブサイトに、「うちの商品を使ってくれてるレストラン一覧」がありまして、HarrisonburgにあるCally's Restaurant & Brewing Coという店が載っていたので、せっかくなので現地近くで食べで帰るのも一興だろうと思ったわけです。店内でビールも作っているとウェブサイトに書いてあるし♪ 一人の時は、バーもあってレストランと同じ食べ物を注文できる店が重宝します。

しかしホテルにチェックインしてからCally's Restaurantに確認のため電話してみたら、今はPolyfaceから仕入れていないとのこと。あらら。しかし気を取り直してまたリサーチし、行ってみたのはLocal Chop & Grill House。古い工場の建物が使われています。

After the Polyface Farm I stayed in Harrisonburg, VA which is located about 20 miles from Swoope where the farm is. Polyface's web site has a list of restaurants buying their products and one of them was Cally's restaurant & brewing co in Harrisonburg. But... I called the restaurant and found out they don't have Polyface products anymore. After additional research I picked Local chop & Grill house, which was not on the list of Polyface's.


去年の10月にオープンしたばかりの店だそうです。どのビールを飲もうか迷っていたら、バーテンダーがショットグラスで色々試飲させてくれました。(何を飲んだかは忘れてしまった。)

They just opened last October.



前菜に鴨のカルパッチョ&グリーンサラダを頂いた後、フライドチキンを頼んでみました。
鶏をたくさん見て、鶏な気分だったみたいです。(意外なことに牧場で動物を見ても「かわいそう」「食べられない」という方向には気持ちが動きませんでした。この辺は今は深く書きませんが。)

鶏は火を入れ過ぎという感じでしたが、ソースの面白さなど目指す方向は好きな感じです。

I had duck carpaccio and fried chicken. Later I found out from the bartender that they buy chickens from Polyface.

隣のお客さんと、Polyface farmってとこに行ってきたという話をしていたら、それを耳に挟んだバーテンダーが、「うちもPolyfaceから仕入れているよ。チキン。そのフライドチキンはPolyfaceから仕入れたものだよ。」と。Polyfaceの仕入れ店一覧には載ってないのですが、ちゃんと正しい場所に導かれたのでありました。Cally'sに行こうとしたが止めたことを話すと、「あそこは最近マネージメントが一気に変わって味もがた落ちした。」とのコメントを頂いたのでした。ふむふむ。

それから、やはり気になったのでCally'sにも行ってみることに。閉店30分前。


自家製ビールだけ頂く。おいしい。

そのあとぶらぶらしていて良い雰囲気だったので寄ったもう1軒で、ビールをもう一杯。Clementineという店。

I stopped by at Cally's restaurant and brewing co. and Clementine for some more beer.


「学生街のヒップな店」。音響がまろやか。


さて翌日。

前日のリサーチで気になっていたもう1軒に。The little grill collective。その前に1軒良さげなコーヒー屋に寄ったのですが、前を走っていた車のバンパーに"The little grill collecctive"と書いたステッカーが。良い兆し(と信じてみる)。





店内は色んな物がごちゃごちゃと、使い込まれているが清潔。店員もフレンドリーでかつ礼儀正しく、居心地良し。





頼んだのは本日のスペシャル。手作りのトルティーヤが素朴で味わい深い。ほっとする。店で焙煎してるわけじゃないがコーヒーも良いバランスで上品。

On the next day for lunch I went to Little grill collective also in Harrisonburg. Cozy college town cafe with fair trade coffee and homey food. Their home made tortilla was lovely. R.E.M.'s "Radio free Europe" was being played when I walked into the place and I sat down surrounded by furniture, pictures, toys, records, books and things, all looking beloved. Not-off-the-shelf and clean. How can I not like a place like this?



掲示板の張り紙。農作業を手伝ってくれる代わりに、この一軒屋に住んで下さい、とのこと。

そのあと、帰り道にあるワイナリー2軒に寄りました。

Chateau O'Brien




5ドル払って数種類を試飲できます。2口ずつくらい注いでくれます。どれもなかなか美味しかったです。ピノグリージオなどをブレンドしたドライな白ワインを購入。この辺は白はシャルドネ、赤はカベルネフランが多いようです。食べ物はパンとナッツ、ワインなどがあります。食べ物持ち込みもOKなので、また友達と一緒に行きたいなあと。



バーの壁に。まずいワインを飲むには人生は短すぎる。確かにそうです。その姿勢、気に入った。

次に寄ったPearmund cellarsはイマイチ好みではなかったので記録として触れるのみで。テイスティングで1個のグラスを全てのワインに使わせるという時点でダメでしょう。それで美味しければ別に良いですけど。まさにLife is too short to drink bad wineって感じでサクっと終了。ここから自宅までは1時間弱。

良い旅でありました。

Then I went to 2 wineries on the way back. Chateau O'Brien and Pearmund Cellars. I agree with the phrase Cheatau O'Brien had on the bar wall. "Life is too short to drink bad wine". That's the right attitude. It was a good trip.

Monday, May 17, 2010

牧場に行ってきた

先週、ワシントンDCから270キロほど離れたバージニア州Swoopeという町の近くにあるPolyface Farmという牧場に行ってきました。

Polyface Farmは、環境的、経済的、感情的に真に良い農業を掲げ、サステナブルな牧場のパイオニアとして各メディアで取り上げられています。アメリカの食をテーマにしてアカデミー賞ドキュメンタリー部門にもノミネートされた"Food, Inc."にも取り上げられている他、マイケル・ポーラン(Michael Pollan)の著作"Omnivore's dilemma"でも紹介されています。

牧場主のJoel Salatin氏が魅力的です。(私が行った時も普通に仕事していました。)彼は牧場を営みながら、農業、畜産業について執筆もします。専門雑誌に寄稿している他、本も書いています。


この牧場は「透明な牧場」をポリシーに掲げていて、誰がいつ行っても、
基本的に好きな場所を見学して良いのですが、
今回は月2回開催の、ガイド付き牧場内ツアーに参加してきました。
iPhoneでスナップしてきた写真を紹介します。



鶏と番犬。鶏は歩き回って草や虫をつまんで食べます。鶏は卵用。


雛のときに間違って紛れ込んだオスが何羽か混じっています。なので、ほとんど無精卵だけど有精卵も混じってるでしょうとのこと!




ガイドのマット氏。
以前3年間この牧場で働いた後、今はメリーランド州で自分の農場を持っているのですが、ツアーガイドをしに戻ってくるようです。動物たちはハーブやたんぽぽも食べます。


Holy cows。牛が草を食べて過ごした場所は、3日後に鶏がやってきて残りの草と、牛の糞の中にいる寄生虫を食べます。3日後なのは、そのあいだに寄生虫が卵から虫に孵るからです!




ブロイラー鶏もいます。



豚。泥が好きみたい。

とても有意義なツアーでした。卵、鶏肉、豚肉を買って帰りました。(そう、食べちゃうんです。)

先ほどのJoel Salatin氏の本。ジャケ買いしました。(USDAって、アメリカの農水省みたいなとこです。)amazonでも売ってますタイトルを日本語にすると、「やりたいことは何もかも違法」。(直接この人の活動には当てはまらないのですが例えばアメリカでは、熱殺菌してない牛乳の販売は法律で禁止されています。)



Polyface Farm
http://www.polyfacefarms.com/