Wednesday, January 13, 2010

補足:上映形式について

昨日見たAvatarですが、どうやら上映形式が複数存在するようですね。
アメリカ国内では確認できただけで、Avatar、Avatar 3D、Avatar 3D IMAX Experienceと3種類あり、私が見たのは、Avatar 3D IMAX Experience。(実は初めてのIMAXでした。)

なんだか3Dにも形式がたくさんあるようで、把握できていません。
参考:「3D映画上映方式の違い」(日本国内の話。)
http://d.hatena.ne.jp/madogiwa2/20100102

日本で見た友達には「画面が暗くて細かい所がよく分からなかったので2Dで見れば良かった」と言っている人もいます。私は上映中に首をかしげてみたり、メガネを外したりしましたが、画面の明るさはメガネの有無に影響されませんでした。

しかし、私が見たIMAXは、スクリーンが小さめでちょっとがっかりでした。(勝手に、巨大スクリーンを想像してたので。)調べてみたら、DC近辺で大きいスクリーンのIMAXシアターは、スミソニアン美術館内にいくつかあるみたいなので、そのうち張り切ってお茶とおやつを持って見てこようと思います。

ちなみに日本でのAvatarのIMAX3Dは、関東圏だと川崎のみのようです。
http://109cinemas.net/imax/movies2_avatar.html

追記:菖蒲にもあるという指摘がお友達から。↓行った人のレポート。
http://www.lennus.com/blog/archives/2010/01/imax_dubbed_avatar.html#more

で、実はAvatar本編よりワオ!だったのが上映前の予告編。特に3Dじゃないやつ。IMAXを紹介する短いCGのサンプル映像はメガネ無しなのにもの凄い奥行きがあって、幻覚みたいでした。びっくりした。Disney製作の"Earth"の続編"Oceans"なんか、ひゅーっと無意識に息を止めちゃうくらい(海中だから)のリアルさで、Disney x IMAXの本気はヤバい、と思いました。NASA協力の"Hubble"(これは3D)なんかもすごそう。私の苦手な組み合わせティム・バートン x ジョニー・デップの「不思議の国のアリス」も3DIMAX、これも大ヒットするでしょう。予告編を見ましたが3Dとの相性は良い感じでした。

少なくともアメリカに関しては、今回Avatarで3DやIMAXがブレークしたんじゃないかと思います。博物館用でも、子供騙しでもない使い方がついに始まった感じかと。大予算スペクタクル系は、今後3Dが標準になってくるののでしょうかね。映画も割と古いメディアとして、全体としては衰退してるのかもしれませんが、まだまだ一般的には力をもった娯楽だと思います。娯楽としての映画は、こういった上映技術もより追求していき、しばらくは一定のマーケットを維持するでしょうし、いわばアトラクション的にMovie 2.0とも言えるフォーマットに変貌をとげていくかもしれません。そして娯楽ではない映画は、消えないにしても小規模化していき、よりいっそうマニア(映画オタク)の特殊な世界になっていくんでしょう。(というか既にたぶん、NYや東京レベルの大都市でしか商業的に成立してない。)

個人的には、3Dが浸透していって、何かを大爆発させない映画監督でも3Dに手が届くようになって、メガネも顔の一部なくらい掛けやすくなった頃に、いろんな監督が3Dを使うようになったら面白いな、と思います。コーエン兄弟が作るコミカルな3Dドラマとか(画面隅のそこが立体かよ!みたいな)。ジャン・ピエール・ジュネが3Dで見せてくれる冒険とか。タランティーノ+3Dとかも相性良さそうだなあ。ああ想像が止まらない。テリー・ギリアムなんかも言わずもがな。

とにかく、2D映画と3D映画は別のメディアだと思った方が良いような気がします。

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